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こどもが1歳くらいで復帰したときは、もうしんどいの一言
あまりのきつさにこのまま死んでしまうかも??というくらい限界を感じていました。
なぜここまで共働きはしんどいのか、どうすれば楽になるのか、その当時の私へ向けて書いて見ます。
ちなみに、、、現在は共働きのままですが、こどもが小学生になったこともあり、はっきりいってしんどいと思いません。
物理的な部分もありますが、ひとつは考え方がかなり変わったからだと感じています。
仕事復帰したてのしんどさの原因
精神的疲労
育児休暇が終わり、仕事に復帰した段階は、もとやっていた仕事とはいえ1年近くのブランクがあるので、まるで新しい仕事に就いたかのような感覚があります。
子供を生む前と違ってなぜか物忘れが激しいし、キャリアはあるはずなのに、出来ていたことがうまく出来ない。
あまりに産前の自分の能力とのギャップに落ち込みそうになりました。
物忘れについてはこちらの記事もどうぞ
→嫌になる子育て中の物忘れはストレスから。仕事や家事でミスしないためにやったこと。
また、仕事復帰したて、子供を保育園に預けたばかりのころは、驚くほど病気をします。月の半分も保育園にいければましかもしれません。
育児休暇中で周りに迷惑をかけたのに、復帰しても子供の病気で休みがちになる、呼び出しによって早退をせざるを得ない。
これは私にはかなりのストレスでした。
共働きの子どもの病気のときに備えるにはこちらの記事をどうぞ
→子育て中の共働きママへ。子供の急な病気も仕事復帰前に夫と下準備すると安心。
もともと、どんなに体調が悪くても仕事をするような仕事人間だったので「仕事を休む」と言うこと自体に強いストレスを感じていました。
いくら事前に病時保育を準備して、万全の体制にしていてもすべてがうまくいくわけではなく、病児保育の予約が取れなかったり、熱が高すぎて預けるのも難しかったり。
そして、病気のときに子供を預けると言う罪悪感とも戦うことになります。
息子が38度熱があるときに病児保育に預けて仕事に行きました。そのとき、息子が熱性痙攣を起こしたと先生から電話がありました。その様子を聞くともう涙が止まらなくて・・・。
息子が辛いときにそばにいてやれない。私の仕事って何なんだろう。私って母親失格なんじゃないか?すごく自分を責めました。
また、当時は子育てに理解がない女性の上司がいたので、「あなたの変わりはいくらでもいるのよ」「休むくらいならやめたら?」というような今思えばパワハラのようなことも言われていたので、毎日、仕事をやめたい、でもやめると生活できない・・・との葛藤の中で生活をしていました。
このころは慢性蕁麻疹にもなり、疲れからか毎月のように熱を出して、今振り返っても、よく鬱にならなかったな・・と思うくらいの壮絶な生活でした。
辛い中でも何とか仕事を続けられたのは、理解のある先輩がいて、上司からかばうようにフォローしてくれたのと、保育園や病児保育の先生方のこの上ない寄り添った言葉がけのおかげだと思います。
とにかく精神的に辛いのが共働き、特に仕事復帰後の時期だと思います。
家族との休日がない辛さ
私は土日は必ず仕事、平日が休み。夫は土日休みの仕事なので、全く休日があいませんでした。
それがとにかく辛かったです。
家族での休みが全く取れない。現在は土日休むこともありますが、その当時は絶対休めないと思っていました。
保育園の参観日は土曜日だったので参加したことは1回くらい。運動会も、午前中参加して、午後からは仕事。遠足はほぼ行っていません。
そんな状態で、息子や家族と一緒に過ごせないことにストレスを感じていました。
アパレル業の現実についてはこちらに書いています
→【平日休みの仕事】アパレル業と子育てを両立してきた感想
肉体的疲労
私は息子が10ヶ月のときに仕事復帰したのですが、そのころ、夜中に2.3回夜泣きで起きている生活でした。
育児休暇中は夜中に起こされても昼寝ができるし、からだも休めることが出来ていたのですが、仕事復帰してからはそうもいかず、からだの疲労が蓄積していくのを感じていました。
とにかく体中が痛くて、私はアパレル業なのですが、夕方になるとただ、立っているだけでも辛くてその場にしゃがみこんでしまうことも・・・。
睡眠不足と、疲れで身体が悲鳴を上げていました。
独身のときから睡眠時間は8~10時間は必要なタイプだったので、眠れないことはダイレクトにからだに響いたのですね。
おかげで、息子だけではなく自分自身もつきに1回は熱を出して、しんどいと言う状態。息子のことで休んでいたのでこれ以上は休めないと熱があっても仕事に行く日々。
もうボロボロのきわみですね。仕事復帰してからげっそり痩せて周りの友人はあまりにやつれていたので当時は私の体重とかには触れたらいけない・・・と感じていたそうです。
そんな生活を続けていたら、ふと少し楽になったころにいきなり疲労がたたったのか、蝸牛製メニエールになってしまったのですが・・・。
めまいや耳鳴りがある方はこちらの記事も参考にしてくださいね。
→子育て(育児)中に起きやすい耳鳴りやめまいはメニエール病に進行しないように注意!
当時の私はものすごく真面目だったので、休日はいつも出来ない掃除や、お布団干し、床の拭き掃除などとにかくまとめて家事をしていました。また、作り置きの惣菜を作ったりと、とにかく休めていない状態。
私は夫と休みの日がばらばらなのですが、なぜか、夫が働いているのに自分がゆっくりすることに罪悪感があり、息をつくことができなかったのです。
共働きのしんどさを軽減する方法
さて、結局仕事をやめることなくずっとフルタイムで働き続けています。
その中で共働きのしんどさを軽くする方法をドンドン発見していきました。
当時の私にいってやりたいことを書いて見ます。
会社は思うほど見ていない
当時は何事も仕事優先。心の中では息子が一番なのに、仕事を優先しすぎてその葛藤が苦しかったのです。
でも、会社は自分が思うほど、私のことを見てはいません。
なぜなら、私は正社員なので「有休」があります。有給の取得状況で評価をすることは違法なのです。しかし私の上司はそのことに関して圧力をかけてきていました。
ただ、私の勤める会社はそこそこ大きな企業なのでコンプライアンスにはかなり敏感です。なので、上司が圧力をかけたところで私がクビになったりすることはありえない組織でした。
また、実際、開き直って、土日に休みを取ったり、有給を使い切ったときも、全く評価には影響せずむしろ昇給しました。結局、給料を決める上のほうはそこまで細かく一人ひとりのことは見ていないのを実感しました。
また、後日談として私にあれこれ言っていた上司自身が自分の病気のために入院して2ヶ月有給を使い切っていました。人のことうだうだ言ってんじゃねーぞ!!と心底思いましたね。
働くママをしているうちに私もずいぶん強くなりました。。。
子供のことで細切れに休もうが、病気で長期入院しようが同じ仕事を休むことにはかわりがないのです。
割り切る
仕事面、子育て面の両方で割り切ることを覚えました。
どちらも100%満たすことは不可能です。それぞれある程度できていればいいやと思うようになりました。
会社で仕事をしている間は全力で働きますが、「出来ることはできる、出来ないことは出来ない」ということをはっきり言うようになりました。
たとえば、子どもが病気で預け先の確保が出来てないとき、ぐじぐじ悩むのをやめました。悩んでも私が仕事を休むしかないときがあります。そのときに後ろ髪を引かれるのをやめました。
優先順位を自分の中で「家族→仕事」と明確にしたのです。
そうすることで、「申し訳ありません」という言葉を使ってもそれはその場限りで、引きずることをやめたのです。
職場を一歩でたら、仕事のことを忘れるように、意図的にしていました。
その逆もありで、息子を病時保育に預けた時は息子のことは「息子は保育園がしっかり見てくれているから大丈夫」と思うように。
また、土日が休めず家族との時間が取れないことは諦めました。
サービス業で働く以上それは仕方がないことなので。
丸一日一緒にいることは出来ないけれど、毎日朝晩顔を合わせている、それだけで十分だと思うように意識しました。
半分は会社からの評価はどうでもいいと思うようになったので、運動会や子供の発表会などは休みを取るようにして、無理に仕事をするのをやめたのです。
結局、土日休んだときも休まないときも業績にかわりはなく、年に数日休みを取ったところで何の影響もありませんでした。
人生は長い

会社と自宅を往復していて子育てもしていると、毎日が気の遠くなるような感覚というか、狭い空間に押し込まれているような閉塞感を感じることがあります。
でも、仕事が人生のすべてでもないし、子育ては刻々と変化していきます。自分の今の状況は1年後、2年後は変わっているのです。
だから、「今」のみにとらわれている必要もないし、なるようになると考える方が楽になります。
特に子育ては目に見える変化があります。
1歳のころは病気ばかりしていた息子も、1年後には殆どしなくなりました。
保育園が嫌で泣いていた時期もありましたが、その半年後にはニコニコして保育園に行き、迎えが早いとまだ遊びたいと怒るくらいになりました。
小学生になると、保育園に比べさらに病気をすることがなくなり、行事も親の出番は殆どないような状態です。仕事に支障が出ること事態が起きなくなってきています。
また、私は同じ仕事を続けていますが、夫はこの数年間の間で仕事をやめたり自営業をしたり、再び会社員になったり。ママ友は離婚をしたり。と刻々と状況は変わっていっています。
仕事があるのはありがたいけれど、今の仕事だけがすべてではありません。不景気の現代、いつ自分の会社が倒産するとも限りません。
そんなことを考えるようになって、仕事にしがみつくような働き方をやめました。
家事は手抜きを極める
休日の家事をあまりしなくなりました。
掃除の回数を大幅に減らし、おかずの作り置きも好きではないのでやめました。
掃除を減らしたら、私があまりに放置しているので気がついたときは夫が掃除するようになりました(笑)
たとえば、以前は休みのたびに布団を干していましたが、冬場は月に2回くらい。夏場でも週に1回。
トイレ掃除も以前は毎日。今は週に10日に1回。後は汚れに気づいたときに適当。
掃除機も毎日から週に1回程度。(普段は気づいたときにクイックルワイパー)
元々は、綺麗に毎日掃除するのが好きでしたが、そこまでしていたら、体力がもたないのと、とにかく時間が足りないのですよね。
いいのか悪いのか「脱きれい好き」です。
「風水」にこだわっていたこともあり、毎日掃除をしてぴかぴかに玄関も磨き上げていたのですが、あのころより今の方が何倍も幸せを感じています。
多少汚れても自分が楽な方が私は良いです。
作り置きをやめた分、生協の味付け商品を利用したり、とうまくやりくりするようになりました。
生協のメリットについてはこちらの記事をどうぞ
→料理が苦手な新米ママも大丈夫。育児中の宅配利用で調理も買い物も楽ちん。
休日は自分の為に休む。そして、自分が休みの日も子供は保育園に行かせていました。
これは私が平日休みだからできるのかもしれませんが・・・。
それに関する罪悪感は持たないです。なぜなら自分の時間をゆっくり持てないと私はイライラするし、疲れが取れないので、子供にとっても悪影響だと考えていたから。
昼間自分だけの時間を取ってゆっくり休めたときは、夜子供のことだけを考えて過ごすことができます。
心の余裕ってすごく大事です。
まとめ
共働きがしんどい原因は
●真面目さゆえの精神疲労
●肉体的疲労
の2つ
完璧を目指すことをやめて、仕事は開き直り、家事をサボればずいぶん楽になります。
こどもがある程度大きくなってくれば、再び全力で仕事や家事をすることもできるので大変な時期、疲れているときは何事もほどほどに。
こちらの記事では仕事と子育てや家事を両立するためのポイントをまとめています。
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