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子育てをしていると、ついつい毎日のように子どもを叱って、しかも気づいたら声を荒げて、止まらなくなっている自分に気づくことがないですか?
子どもの寝顔を見ながら、あんなに叱ってごめん。どうしてあんなに怒鳴ってしまったのだろう・・・と辛い気持ちになって、自分を責めたことはありませんか?
感情的に叱りすぎたとき、子どもも辛いですが自分も辛いですよね。
叱りすぎる親にならない為に、子どもを叱ること、叱りすぎる理由、そして、どう対処すればいいかを書いてみます。
ママジュレ目次
子どもにとって親は絶対的な存在

言うことを聞かない、ダメといったことばかりする・・・。
思い通りにならない子どもにイライラすることも多々あります。
でも、ここで思い出して欲しいのが、親は子どもにとっては絶対的な存在であり、子どもの世界のすべてでもあります。
特に、小さいときほど、子どもは親がいないと生きていけません。
親に嫌われる=生命の危機
ということが心の中にあります。
そんな絶対的な親から叱られると子どもは落ち込みます。
ショックを受けます。自分を愛してくれる存在が自分に攻撃してくるのが怖くなります。
ただ、ここで、愛情を持って叱る、子どものために感情的に叱るのであれば問題はないです。
問題なのは「我を忘れるくらい叱る」ことです。
赤ちゃん~幼児に叱ることはさほどない
まず、赤ちゃん、言葉をしゃべれないくらいの子に「叱る理由」自体がありません。
泣くのは赤ちゃんなら当たりまえ。ハイハイをはじめて、危険なものを口に入れたり、触ったらいけないものを触ったり。
これらは赤ちゃんに、悪いことをしてやろうと意識は全くないです。
このころ必要なのは「叱る」ではなく「教える」です。
叱ったところで赤ちゃんには意味が分かりません。
そもそも、危険なものをおいて置かないという前提は必要になります。
そして、万が一触ったらいけないものを触ったら、少し表情を堅くして、触ったらダメだよ、危ないよ、と伝えるだけで十分です。

このとき、怒鳴ったとしても赤ちゃんは意味を理解できず、大好きなお母さんが怒っている怖い・・・ということしか伝わりません。
3歳くらいのイヤイヤ期になるとママもうんざりしてきます。
このころは自我が芽生えて、何でも自分でする!という気持ちが出てきます。
でも、当たり前ですが時間もかかり、うまくいきません。ご飯も自分で食べてもうまく出来ず、水をこぼしたり、お茶碗を割ってしまったり・・・ということがあります。
私は「物事の失敗」は叱るべきではないと考えています。
たとえば、水をこぼした・・・のがわざと出なければ、こぼしたら拭きましょうということを教えればいいです。
もしわざとだったら、悪いことと分かっているのかを確認し、悪いこととわかっていなければ、わざと水をこぼすのは良くないことを教え、叱ります。
幼児のころってわざと悪いことをする事は、そんなに数はないんですよね。
たいていは、もっと遊びたいから片付けたくない。自分でやりたいのにうまく出来なくて失敗する。というようなことが殆どです。
やったけれど失敗・・・ということを叱ると、「チャレンジできない」「失敗できない」子になってしまいます。人は失敗してチャレンジしながらうまくなり成長するものなので、失敗は成功の元と教える方が、その後の人生が豊かになりますし、挫折に強くなります。
とことん叱ってしまうのはなぜか
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後で、後悔するくらい子どもを叱ってしまうのはなぜか・・・。
その原因を紐解いて見ます。
子どもに言うことをきかせたいから叱る
子どもを自分の思うように動かしたいから叱る気持ちがヒートアップします。
叱るのは本来、子どもに、常識を身に付けさせ、本人が将来困らないように、生きていきやすくするためです。
ところが、子どものためではなく、自分の思い通りにならないという気持ちから叱ると、止まりようがなくなります。
イヤイヤ期の子どもはまだ意思疎通がうまく出来ていないし、口答えもしてきたりします。
感情的に叱るから怒るへとなると、子どもをぎゃふんといわせて、自分に服従させようとしてしまいます。
ママの言うことは絶対正しい、と子どもが認めるまで叱り続けてしまうのです。
この状態になると、何を怒っているのか、どう叱ればいいのか自分でも分からなくなってきてしまいます。
そんな状態で子どもを叱っても、子どもはもう、お母さんが怒っている、怖い、としか感じられず、何が悪かったカなど頭から抜けてしまいます。
自分のストレスで叱る

子どもを叱りすぎる原因はこれが多いではないでしょうか。
怒りの沸点は、自分の状態に大きく左右されます。
疲れていると、ちょっとしたことでイライラするし、叱りすぎてしまいがちです。
私は子供が小さいとき、仕事復帰してからはとにかく疲れとストレスでイライラしていました。
そういうときに何かあると、つい、声を荒げて叱ってしまいます。自分でも感情が爆発しそうなのを感じて、「ヤバイ」と思うことがよくありました。
今でも、ストレスが溜まっていると、息子に対して激しい口調になることがあります。
息子はもう小学3年生なので会話が出来ます。そのとき言われたのが、
「前は同じことをしても怒らなかったに、どうして怒るの。お母さん、怒りすぎ!!すげー怖かった」ということ。
夫への怒りを子どもにぶつける
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本当は夫に怒りを感じているのに、夫が原因で子どもが早く寝ない、ご飯を食べない・・・ということが起きているのに、夫ではなく、子どもを叱り飛ばしてしまう場合。
夫に何か言われるのが怖い。
夫から反論されたくない。
夫にはうまく気持ちを伝えることが出来ない・・・という状態のとき、本来なら夫と話し合えば改善するようなことも、無理やり、子どもが出来ないこととつなげて怒ってしまうことがあります。
叱りすぎない為に出来ること
気がついたら距離をとる
自分が感情的にヒートアップしている、叱りすぎているのが分かっているのにとめられない・・・と気づいたら、物理的に距離をとります。
こちらの記事も参考に
それ以上子ども傷つける発言をしないために。
カッとなって手を上げそうな自分に気づいたら、逃げてください。
怒っている途中でもいいから他の部屋に逃げてしまいます。
その部屋に危ないものがあるならば、安全な寝室などに子どもの方を入れてしまうのもいいです
そのときに、子どもが言葉を理解するなら、「ママはイライラしてどうしようもなくなったから、ちょっと一人になりたい」とでも説明してから、距離をとります。
夫婦仲良くする

叱りすぎるのは自分に余裕がないからです。
一番の原因は夫婦関係ではないでしょうか。
夫との関係がうまく言っていれば、イライラもずいぶん軽減されます。
人は自分が大事にされてこそ人にやさしくできます。
どうして無性にイラつくのだろう・・・とおもったとき、夫と関係を見直すことが大事です。
ママがイライラしてても、夫がフォローしてくれればそこまでヒートアップすることはありません。
叱り過ぎを後悔しないためにも常に夫婦円満を心がけます。
子どもは別人格と思う
子どもを自分とは違う独立した別の人格だと意識します。
恋人やこれまで出会ってきた友人たちのように、自分とは違う考え、価値観を持っている人として接することで、自分の思通りにならないようなは面でも理解しようという気持ちが生まれます。
ついつい、子どもは親の言うことを聞いて当たり前、自分と同じような考え方をするべきと思いがちですが、それぞれ、個性があり、感じ方も違っています。
それを認めたうえで、叱ることで、変なイライラが軽減します。
他人と比べない

子どもの成長は個人差が大きいです。
また、他人の子の様子は家の中にまで入ってみないと分からないもの。
一部分だけを見てあの子は、ちゃんとご飯も食べれるし、おもちゃの貸し借りもできるのに・・うちの子はできないとl他人と比べるイライラしやすくなります。
また、他のママと自分を比べる必要もないです。
私は共働きだったので、どうしても子供とゆっくり過ごすことができませんでした。
そんな時、専業主婦の友達が、フェースブックに、
「子どものために、一緒に有機栽培のお米を作っています」
「今日は朝から泥んこお祭りに行ってきました。楽しんでいます。」
「子どもの健康のために必ず8時に寝かしつけています」
「環境と子どものために布オムツにしています」
というようなものをアップするたびに自分と比べて落ち込んでいました。
我が家はそういったお米の栽培を体験させてやる時間もないし、イベントの日は必ず仕事だし、仕事から帰るのが19時過ぎだから子どもを20時に寝かしつけるなんてむりだし・・・と。
育児書どおりの理想の生活を送っている友達の話を聞くたびになんともいえない、もやもやした気持ちになってました。
でも、人それぞれ環境が違うのだから、子どもはもちろん、自分についても他人と比較して落ち込む必要ないし、やらなければいけないと思う必要はないです。
家族が笑顔ならそれでよい。
イライラする比較なんてしないほうがいいです。
息抜きをする
自分に余裕があれば叱りすぎるということもなくなります。
ああ、どうしてこんなに子ども叱ってしまうんだろう・・・と思ったときは悪いのは子ども、という視点から、自分の心は今どんな状態だろう?と切り替えてみることをおすすめします。
参考記事はこちら
→限界を超える前にまねしたい、子育て中のママたちのストレス解消方
叱りすぎた後はどうするか

叱りすぎた後、泣きながら寝た子どもの顔を見て、後悔したり、反省したりしたときは、素直に子どもに謝ります。
冷静になった状態で、
悪いことは悪い・・・と教えることは変えないまま、
感情的に怒りすぎた自分について謝ります。
「昨日は、お母さん、疲れてていて、怒りすぎた。ごめんね」といいます。
ちょっとやそっと叱りすぎても、普段から愛情をしっかり注いでいればさほど心配することはありません。
こちらの記事が気になって読むようなママは、常に子どものことを考えていて、この叱り方でいいのか?と疑問を持ったり一生懸命している方です。
そんなママは、頭ごなしに毎日怒るようなことをしていないと思います。
怒られる経験も必要
小学生くらいになった子の場合は、たまには「激怒される」という経験も子どもには必要です。
(幼児期には激怒は必要ないと私は思っています。なぜなら激怒される理由を幼児はまだ理解できないから。)
こんなことを言うと人は怒るんだ・・・ということを経験するからです。
人を怒らせるとこうなる・・・という経験をつむことも大事だし、社会に出ると理不尽なこともたくさんあるので、今のうちから多少は鍛えられていた方が良いと感じます。
息子の場合、サッカーで監督にびしばし怒られているようです。
私は一度も息子に手を上げたことはないですが、サッカーでは監督にゲンコツされたりしています。
ゲンコツに賛否両論あるとは思いますが、我が家はゲンコツやびんたふくめ、一切、子どもに手を上げることはないので、そういう経験も多少は必要かな・・・と見ています。
もちろん監督が怒るのは、子供がふざけすぎて言うことを聞かないとか、そういう時なので・・・。
まとめ
赤ちゃん~幼児期に叱りすぎるのは、自分がストレスが溜まっているからのことがほとんど。
子どもを自分の思い通りに動かすことをやめると叱りすぎることが減る。
今回は自分が子どもに怒っていた時期を振り返って書いて見ました。
小学生の今はほとんど怒りません。叱ることはありますが。
怒るときはたいてい自分がイラついていたり生理前のとき(反省)
9歳にもなるとしっかり会話ができるので、怒るというより、なぜ悪いのか、どうしてそうしなければいけないのかを理論的に正す感じです。
たまに・・・夫が激怒していますけど。そのときは私がフォローしています。
我が家では、お父さんは優しいけれど怖い存在にしています。
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