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このをページを開いたあなたは長年苦しんできたのではないでしょうか。
そして、今、結婚を考えている、もしくは妊娠している、またはすでにお子さんがいる、という状況の中、食べて吐く、過食が収まらないという状況に不安を抱え、悩んでいるのではないですか。
最近は摂食障害という言葉を耳にすることも多くなりました。
でも、そうはいっても、「食べて吐く」という行為に理解がない状況が殆どで、中には夫にさえ内緒にしている・・というママもいます。
ここでは長年、結婚前から摂食障害に苦しんでいる方に向けて書きます。また、ここで書くのは過食嘔吐に関してです。
摂食障害の一つである「拒食」は私の範囲外なので参考にならないと思います。
出産を気に過食が止まらなくなったという方はこちらの記事を参考にしてください。
この記事は摂食障害のリアルを書いているので、病気でない人、理解できない人は不快に感じる場合があるので読まないことをおすすめします。
また、摂食障害でも、症状や考え方、感じ方はさまざまなので、あなたがこれを読んでいて、心がざわついたり、ストレスを感じるようならすぐに閉じてください。
ママジュレ目次
摂食障害があっても妊娠出産はできる

まず、今、妊娠しているママに向けて、大丈夫です。
過食嘔吐がおさまらない状態でも出産は出来ます。
病気でない状態の人でも妊娠中は不安定になり、食べ過ぎたり、吐いたりすることがあります。
もともと「つわり」がありますよね。
つわりで殆ど物が食べれない時期が続いたとしても、赤ちゃんはすくすく育ちます。
嘔吐がひどいときは病院で点滴などを行ってください。
過食が収まらない場合は、食べ過ぎによる体重増加などのリスクも高くなります。ただ、体重制限などを厳しくする病院だと、ストレスからますます収まらなくなる場合があるので、あまり指導の厳しくない病院を選ぶ方がよいです。
健康体の人よりはリスクがあるということを理解しつつ、病院への検診はしっかり行ってくださいね。その際、必ずしも病院の先生に摂食障害のことを話す必要はありません。
もちろん、理解を示す信頼できる先生の場合なら話しても良いですが、私の経験上、精神科医でも理解がない人が多のが現実で、産科医に理解を求める方が無理です。
「赤ちゃんのためにに食べ過ぎないようにしてください」といわれるのが落ちです。
自分でコントロールできるのなら悩んでいないし、そもそもそれは摂食障害ではないので。
摂食障害と長く付き合っていくと考える
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長年苦しんできたあなたならもう分かっていると思うのですが、結婚したから、妊娠したから、子どもを生んだから・・というような理由で治るようなものではありません。
だから、今すぐ「治さないといけない」と思わないことです。
摂食障害の人は往々にして真面目で、完ぺき主義の場合が多いです。
自分を責めがちなんですね。
食べ物を吐いている自分なんて、価値がない、母親の資格がない。と自分を責めてしまうんです。
でもね、母親って資格なんて要らないんですよ。
妊娠したら母親です。
生まれたら「母親業」をやっていくだけです。
最初からうまくはいきません。ママも0歳からのスタートですから。
ただでさえストレスが多い育児の最中に、摂食障害を治そうと思うと悪化します。
過食嘔吐の症状って、それ自体がストレス発散でもあるんです。ストレス原でもあり、発散するものでもある。
摂食障害によって均衡を保っているのです。
「治す」のではなく付き合う方向で考えることをおすすめします。
母乳かミルクか判断する

母乳は食べたものがダイレクトに赤ちゃんに伝わります。
過食のときにジャンクフードなど、脂っこいもの、身体に悪い物を好んで食べてしまう人も多いのではないでしょうか。
また、嘔吐が過ぎると常に栄養不足になります。
摂食障害で嘔吐があるタイプの場合は常に低栄養になっている可能性が高いです。
吐くことで体からミネラルなどの栄養分がが出て行ってしまい、吐く行為は体力を使うのでただでさえふらふらしている方も多いのでは。
授乳中、過食嘔吐がやめられないのなら思い切ってミルクにすることも考えた方がよいです。
ミルクと母乳の違いはこちらも読んでみてください。
→完全母乳にこだわらないで!ミルクでも母乳でも授乳はストレスをためないのが一番
ミルクにすることで、過食嘔吐による赤ちゃんへの影響を減らすことが出来ます。また、ママへのからだの負担も減ります。
毎日、食べては吐くを繰り返している場合、思い切って判断することも必要です。
サプリメントを取って体調管理をする

摂食障害のママは慢性的な栄養不足です。その他いつも倦怠感がありますし、イライラしやすくなっています。
過食しない時間帯、たとえば寝る前などに、サプリメントを取って、栄養を補うことをおすすめします。
昼間にサプリを飲んでも、吐いてしまっては意味がないので、自分が絶対吐かない時間帯にサプリを取るようにしてください。
ストレスはビタミンを消費します。
ビタミンやミネラル不足になると、イライラや倦怠感うつ状態を引き起こし、悪循環になりますので、吐いているママは意識的に栄養を補助する必要があります。
過食嘔吐の姿は子どもに見せない
私は、過食嘔吐する姿は子どもに見せるものではないと考えています。
子どもは親の姿を見て学びます。
異常なほど食べる親の姿、トイレで吐く親の姿。私が子どもの立場なら見たくないです。
また、吐くことは通常ではない行為なので、もの心ついた子どもは親の心配をします。
食べ物の大切さを話しているのに、吐いている姿に矛盾を感じます。
子どもが大きくなりダイエットに悩んだとき、安易に吐くという選択をする可能性もあります。
過食嘔吐の姿を見せることの子どもへの影響は大きいと私は感じます。
だから、子どもといる間はこらえてください。
過食嘔吐は子どもの見ていないとき、お昼寝しているとき、預けているとき、そういう時間を利用します。
過食を禁止するのではなく「この時間を過食に使おう、だからそれまでは我慢しよう」と考えます。
禁止したところで悪化するだけです。
過食するための時間を作る為に一時保育に預けていいです。実家に預かってもらいましょう。旦那さんに子どもを連れて外に行ってもらいましょう。
どんな方法でもいいので、一人で食べる時間を確保します。
そうすることで、この子のせいで食べれない!!とイライラせずにすみます。
できるだけ子供を預ける
摂食障害のママは、自分がストレスに弱いということを認識してください。
周りが思っているより頑張りすぎる傾向にあります。
摂食障害により、体力も精神力も磨耗しているのに、完璧を目指そうとしていることに気づいてください。
赤ちゃんは思い通りに行かないことだらけです。
赤ちゃんの世話をしている間、過食嘔吐はできません。その状態が更なるストレスを生み出すことになります。
自分のためだけではなく、子どものためにもできるだけ距離を置いて、冷静になって育児をしましょう。
早いうちから一時保育などを利用したり、できるだけ子供を預ける環境を作りましょう。
そうすることでパニックになることも防ぐことが出来ます。
十分じゃないですか
食べて吐きながらも子育てをしている。
十分じゃないですか。
すごく頑張っています。
過食嘔吐する自分を集中的に見るのではなく、自分がやっていること、出来ていることを見るようにしましょう。
意識を摂食障害からシフトしていきます。
悪いところではなく、良いところに目を向けるようにします。
最後に
摂食障害に苦しんでいるときは、これさえなければ私は幸せになれる・・・と思いがちですが、そうではありません。
確かに過食嘔吐がなければ楽にはなります。
でも、過食嘔吐がないから幸せ、あるから不幸というわけではないです。
周りを見渡してみたとき、特に精神的な病気を抱えているわけでもないのに自分を不幸だと感じている人はたくさんいます。
実は、摂食障害があるまま、治らないままでも「幸せ」を感じることは出来ます。
完璧な状態が幸せなのではなく、心が幸せと感じるできるように、していくのが幸せなのです。
幸福は環境だけではなく、心の持ち方が本当に大きいです。
そして、病気を抱えながらも幸せを一つ一つ発見していく、過程、結果として症状が落ち着いていく状態になっていきます。
過食嘔吐になる原因は複雑な原因が絡みあっています。
そのためこれをすれば治る!!という絶対的なものはありません。
ないからこそ、病院に行ったから治るというものではないのです。
ただ、諦めず、良くなると思えることは何でもやっていく、付き合いながらも改善を心がけていくことで、必ず治る日が来ます。
もともと持っていた病気だけではなく、出産を経験すると他のいろいろな身体への悩みが出てきます。
こちらの記事ではそんな不安をまとめました。
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